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ベビーリングとは。

 

最近、購入される方が増えた赤ちゃんに贈られるジュエリー

ベビーリング」にはどんな願いや由来が込められているのでしょうか。

 

ベビーリング」とは赤ちゃんの為に作られた指輪で、

赤ちゃんの幸せを願う想いや「生まれてきてくれてありがとうという想い」

「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて贈られるジュエリーです。

購入する方も増えてきているので実際に見たことがある方や

聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

ベビーリングを購入されるタイミングは様々でご両親がエンゲージリングと一緒に購入されたり、

ご両親のご家族や友人から出産祝いの贈り物として贈られたり、

赤ちゃんが1歳の誕生日に贈られる方もいらっしゃいます。

 

「銀のスプーンを持って生まれてきた子供は幸せになる」というヨーロッパの古い言い伝えから

「銀のスプーン」を贈る習慣が生まれベビーリングの起源はその習慣が由来となっています。

 

中世に入りスプーンは金属で作られるようになります。ですが、当時「銀」はとても高価な物であった為、

合金製のブリキや錫で作られるものでした。

ヨーロッパでは数千年以上前から、庶民が口にする食事はお粥やスープというような質素な食べ物が

多くお肉をナイフで切ったりすることがない為、使う食器は木製のお椀とスプーンのみでした。

貴族の下で働く貧しい人々にとって合金製のスプーンや錫で作られたスプーンは

唯一の所有物で自身の子供に受け継ぐことのできる唯一の彼らの財産だったのです。

 

「銀のスプーンをくわえて生まれてくる」

ということは、生まれた時から食に苦労することなく、

経済的な安定と幸せが保証されているという深い意味を持っているのだそうです。

 

また「銀」は魔除けの意味を持っていて、神話の中でもよく登場しています。

 

当時の貴族たちは毒を盛られることを恐れ銀の食器を好んで使用しました。

銀の食器を使用することが毒を盛られることとどう関係があるのか。

当時、毒として頻繁に使用されていたのは「ヒ素」。

銀は「ヒ素」に触れると黒く変色すると思われていました。

ですが、実際にはヒ素にふれても銀は反応しません。

なぜそう信じられていたのか、ヒ素は硫砒鉄鉱(りゅうひてっこう)を細かく砕き鍋などで

炊いた時にでた蒸気を冷やし結晶化させて取り出したものがヒ素といわれています。

しかし当時の技術では硫黄成分を完全に取り出すことが難しくヒ素の中に残った硫黄成分に

銀の食器が反応していたのですが銀はヒ素に反応すると信じられ貴族たちが好んで使用していました。

 

 

ベビーリングは魔除けや富を意味する「銀」と財産などを象徴する「スプーン」を

合わせた言い伝えである「銀のスプーンをくわえて生まれてきた子供は幸せになる」というものから

「銀のスプーン」を贈る習慣が、より高価な「指輪」に形を変て

現在も続く沢山の願いが込められたとても素敵な習慣になっています。

ぜひ大切な人のお子様が誕生された際など送ってみるのはいかがですか😊

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